特集 データを用いた現場の可視化で,組織の質を高める! 北里大学病院の情報マネジメント
目標管理におけるインディケータの活用—情報担当看護師による看護管理者の支援
清水 將統
1
1北里大学病院看護部 システム担当
pp.717-725
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201648
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
北里大学病院では,看護管理者が現場の混沌を制するため,データ活用を支援する仕組みを情報担当看護師が中心となって構築してきた。その基礎となるのは,看護部共通の評価指標として定義するインディケータである。導入当初は各部署の看護師長が各自でデータを入力することから始め,現在では情報担当看護師が抽出した指標をイントラネットの専用サイトに公開している。そして,これらの指標を各部署の目標管理で有効に活用できるように目標管理フォーマットを改訂し,互いの計画や評価を共有できる仕組みを整えている。看護師長の負担を軽減しつつ,目標達成を促す仕組みの詳細を紹介する。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.