リレーエッセイ こちら“がん看護CNS”奮闘中! ~CNSの役割を言語化する~ 【5】
研究に焦点をあてて
看護部研究支援担当者としての活動
清水 陽一
1
Yoichi SHIMIZU
1
1国立がん研究センター中央病院看護部/がん看護専門看護師
pp.658-659
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango25_658
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自己紹介
私は大学卒業後,国立がんセンター中央病院(現:国立がん研究センター中央病院)に入職しました.院内の専門看護師がエビデンスに基づいて院内のしくみを変えたり解決が困難な事例において解決の糸口を示したりといった活躍に触発され,専門看護師になりたいと思うようになりました.5年間の病棟勤務を経て,東京大学大学院緩和ケア看護学分野の修士課程に進学し,修了後の2012年にがん専門看護師の資格を取得しました.
資格取得後,研究推進委員会の委員として研究支援や研究に関する教育活動にかかわりましたが,修士課程で得た知識や技術だけでは対応できないことも多く,さらなる研究能力の修練が必要と感じ,2016年4月より休職し,東北大学大学院緩和ケア看護学分野の博士課程に進学しました.精力的に研究活動を行っている教室であったため,自身の研究活動だけではなく,教職員や院生とのディスカッションや輪読会を通して多くの学びと刺激を受け,とてもよい環境で学ぶことができました.また,博士課程進学中に,国立がん研究センター社会と健康研究センターに外来研究員として在籍し,研究の研鑽を積みました.2019年3月に博士課程を修了し,看護部の研究支援担当者として復職し活動を行っています.
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