特集 現場の変化を捉えた「転倒・転落」予防 患者の高齢化・重症化に伴う新しいケア環境を考える
実践報告
がん終末期にある高齢患者の転倒・転落の実態と予防策の検討—緩和ケアに安全対策の視点を取り入れて
油野 規代
1
1国民健康保険小松市民病院医療安全対策室
pp.1093-1097
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200597
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国民健康保険小松市民病院は,石川県南加賀医療圏における中核病院としてがん医療,救急医療,生活習慣病対策を重点医療に掲げている。がん医療においては,終末期における体力低下に加え,患者層の高齢化が進み入院治療中の転倒・転落のリスクが増大している。本稿では,同院で実施したがん終末期にある高齢患者の転倒・転落の実態調査の結果と対策について報告する。
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