連載 政治と看護の話をしよう!・5
理想と現実の間にある制度と実態
石田 昌宏
pp.423
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102439
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「政治の世界にこそ,新しい時代の真のリーダーを」と,政治家をめざす若者が集う日本政策学校の学生とともに千葉県にある病院を訪問した。予定の2時間をはるかに超え,昼食も忘れて4時間くらいの時を過ごすことができた。関係者の配慮がとてもうれしい。
どんな現場に行くのがいいのか。今回は都会でもなく地方でもない,地域の中核で生活に近いポジションで医療や介護を行なっている中小規模の病院がいいと思った。ここに医療福祉の多くの矛盾が集約されており,より深いものが見えてくると思ったからだ。やはりそれだけに,見学やディスカッションに多くの時間がかかった。よい学びになったと思う。その後の彼らの反応には,今までの考えを変えねばならないとの言葉が多かった。
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