クラウド・コンピューティングとモバイル端末によるワークスタイルの改善

　私は院内の会議にパソコンを持ち込んでメモを取ることがありますが，最近そのスタイルが変わってきました。以前はパソコンで入力した文書を，院内の有線や無線のLANを通じて院内サーバーコンピューターに保存していました。そのためネットワークに接続できない場所では，一時的に手元のパソコンに保存し，後にLANに接続して転送していました。

　しかし最近では，パソコンを使わずに携帯電話（スマートフォン）と折り畳みキーボードですませることもできます。キーボードから打ち込んだ文書は，携帯電話の電波を伝わって，院外のどこかにあるデータセンターに保存されます。携帯電話の電波が届く範囲であれば院内・院外を問わずどこでも同じようにファイルの保管ができるのです。