連載 ビジョナリーホスピタル――将来の医療を見据えて・12
[座談会]財団法人天理よろづ相談所病院 「人のために尽くすことを我喜びとする」という信念のもと,教義を根本におきながら,分け隔てのない医療を提供
横山 一郎
1
,
奥村 秀弘
1
,
平 葉子
1
,
屋宜 譜美子
2
1財団法人天理よろづ相談所病院(憩の家)
2天理医療大学
pp.1119-1125
発行日 2010年12月10日
Published Date 2010/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101909
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1966(昭和41)年に天理教の教えに基づいて,心と体の両面から,病だけでなく,病む人そのものに向き合う全人医療をめざして設立された財団法人天理よろづ相談所病院。病む人が心身ともに安らかに憩える場であるように,と「憩の家」と呼ばれている。
奈良県全体が医療過疎の状況にあって,臨床研修病院として全国的に有名で,優秀な医師が集まる一方,看護師確保が困難を極めている。それでも,奉仕の精神をもった医療人を追求する姿勢は変わることはない。
いま,既存の天理看護学院と天理医療技術学校を統合し,新しく天理医療大学を2012(平成24)年開校すべく準備が着々と進められている。
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