特集 周産期医療事故—母と子を守る助産婦になる
天理よろづ相談所病院の事故防止への取り組み
瀬川 富美子
1
1天理よろづ相談所病院産科病棟
pp.211-215
発行日 2000年3月25日
Published Date 2000/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902363
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はじめに
近年,医療をめぐる紛争や訴訟は増加傾向にある。産婦人科領域においても毎年14〜15%の割合で医療訴訟が起きている1)。そのため,各施設においても医療事故防止に活発に取り組むようになってきている。
筆者の勤務する天理よろづ相談所病院においても,平成8年12月に医療事故予防対策研究会を発足させ,病院全体で取り組むことになった。産科病棟においても,平成7年と8年に1件ずつの医療紛争を経験したことで,医療事故防止に対する意識の高まりをみせてきた。
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