特集 チームで取り組む医療安全――for the next decade
インタビュー●病院組織における医療安全対策,この先の10年に向けた新たなフレームワーク
長尾 能雅
1
1京都大学医学部附属病院 医療安全管理室
pp.1106-1110
発行日 2009年12月10日
Published Date 2009/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101629
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
わが国における医療安全対策が本格化してから10年が経過した。この間に飛躍的にデータ,知識の集積が進み,各施設におけるマニュアル整備など具体的な取り組みも促進したが,その一方で,漸次的に取り組みが停滞してきているといった声や,医療安全管理にかかわるスタッフが閉塞感を感じて疲弊しているといった声が聞かれている。
時代に応じて求められる医療安全対策も変化していく。本誌では,施設内外で医療安全対策を推進する長尾能雅氏に,これまでの取り組みを振り返っていただくとともに,この先の10年に向けて必要となる新たな考え方についてお話を伺った。(本誌編集室)
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.