特集 リソースナースの活用
看護外来を支えるリソースナースの成果と将来展望
道又 元裕
1
1杏林大学医学部付属病院看護部
pp.248-252
発行日 2009年4月10日
Published Date 2009/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101440
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はじめに
杏林大学医学部付属病院(以下,当院)の看護部には,「患者のニーズに応えるためには看護外来が必要である」という認識が組織全体と個人にありました。そこで,既成の枠組みにとらわれず柔軟に取り組むというスタンスから,2003(平成15)年(母乳相談室は1991年から)に看護外来がスタートしました1)。
それまでは,退院後の療養生活を送る患者への支援は「療養相談室」が担っていましたが,患者のニーズの多様化により,それに相応するきめ細やかな対応が期待されるようになりました。そのため専門分野・領域のスペシャリストの確保をしつつ,適材配置の実現化を進めてきています。現在では13の看護外来が設置・運営され,利用者も増加傾向にあります。
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