連載 自律してケアを提供できるセルフマネージングチーム[8]
セルフマネージングチーム制と仕事への関与度
福井 トシ子
1
1杏林大学医学部付属病院看護部
pp.976-981
発行日 2004年11月10日
Published Date 2004/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100579
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問題解決能力向上の波及効果
前回まで紹介してきたセルフマネージングチーム活動に対する客観的評価や主観的評価から,セルフマネージングチーム制は,導入前の問題状況を変化させることができていると言える。また,セルフマネージングチーム制は,問題解決能力を向上させることもわかった。
問題解決能力を向上させていくことは,看護者(以下,看護師と助産師を含む)の主体性を育むことにつながる。看護者の主体性が尊重されると,「仕事への関与度」が高まり,組織コミットメントが高まるのではないだろうか。
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