連載 自律してケアを提供できるセルフマネージングチーム[5]
セルフマネージングチーム制によってチームは成長したか
福井 トシ子
1
1杏林大学医学部付属病院看護部
pp.705-711
発行日 2004年8月10日
Published Date 2004/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100542
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マネージメント方式の成果を評価する必要性
自律した看護集団となるために,自分たちの思いや願いをアコモデーションのプロセスを通して共有した結果,セルフマネージングチーム制を創りり上げた1,2)。このマネージメント方式は,問題解決能力の向上,コミュニケーション量の増加,チーム活動の活性化,看護職個人の経験をチームメンバーで共有することを目指している。
新しく開発したこのマネージメント方式を継続させてよいか,あるいは改善すべきかを判断するためには,チームが目指すところに近づいているか,課題を達成したか,成長しているかなど,成果の評価が欠かせない。実践し,評価し,改善するという一連のサイクルを回すことがまた,このセルフマネージングチーム制の特徴でもある。
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