特集 目標管理で看護組織は進化したか―臨床と教育の現場から
目標管理を教材とした実習を引き受けて
看護管理者が考える現場にもたらす波及効果―個々の気づき,そして組織が育つのを促すしくみ
久保田 敬子
1
1トヨタ記念病院看護室
pp.569-570
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100512
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実習までの状況
トヨタ記念病院(以下,当院)は,株式会社トヨタ自動車のなかの病院部という一部門であり,今は本社メディカルサポート部のなかの病院という位置づけである。病院が“部”組織なので,看護組織は“室”というレベルの組織上の位置づけとなっている。看護室は,約500名の看護職員を抱えており,会社のなかでは最も大きな室組織である。
トヨタ自動車では,方針管理という目標管理を導入しており,会社方針に基づき,病院でもかなり以前から導入されていた。しかし,今の形のように病棟方針や個人レベルまで結びついているものではなかった。
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