特別記事
がん化学療法看護認定看護師の活動状況―より安全な外来化学療法を目指して
森田 純子
1
1国立病院機構四国がんセンター
pp.571-577
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100513
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はじめに
がん化学療法領域では,この数年間で,標準治療の普及,外来化学療法の拡大・普及など大きな変化が起こっています。これと並行して,抗がん剤による事故,がん医療の最新動向などの報道が新聞紙面を賑わせ,がん医療における情報開示,患者の意思尊重への流れは確実なものとなっています。抗がん剤を投与していることを患者に隠して治療を行なうことは,すでに過去のことになりつつあります。今日では,がん化学療法を受ける患者・家族は,自分たちに必要な情報,納得のいく説明,抗がん剤治療に精通した医療スタッフを望んでいると思われます1)。
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