特集 目標管理で看護組織は進化したか―臨床と教育の現場から
目標管理を教材とした実習を引き受けて
看護管理者が考える現場にもたらす波及効果―より広い視野をもつ看護師の育成に向けて
奥村 潤子
1
1名古屋第一赤十字病院看護部
pp.565-567
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100510
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看護部長就任間もなくの依頼に戸惑う
2001(平成13)年4月,全く別の組織から10年ぶりに名古屋第一赤十字病院(以下,当院)に戻り,ここの看護部長として就任した筆者は,組織やシステムが全く違ったものになっていることに驚きました。そして,約1200人の職員のなかで筆者の知りえる人の数はすでにほんの一握りとなっていたため,まず,病院のなかの人間関係づくりをどのようにはじめようかと考えました。そんな折,大学の看護管理実習のための臨床講義をしてほしいと依頼を受けました。
はじめは躊躇したものの,実習の目的にある1つ1つが筆者にとって十分理解しておかなければならない事柄であり,結果的に自分自身のために学習を深めることにもなりました。
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