視座
研究にも技術の波及効果を
片山 良亮
1,2
1東京慈恵会医科大学
2東急病院
pp.459
発行日 1971年6月25日
Published Date 1971/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904552
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第44回日本整形外科学会には,まじめに出席して沢山な講演をつぶさに聞かせてもらいました.主に第一会場におりましたが,ときどき他の会場ものぞかせて頂きまして,十分に総会気分を味わうことができました.
ところで最近の学会で私が特に感じますことは,色々な研究の基礎と申しますか,基盤が非常に広くなつたことであります.いいかえますと,最近の研究はわれわれ整形外科医のみによる研究ばかりでなく,他の学科の協力を得てなされた研究が数多くみられるようになつたということであります.これは今後の研究は各科の知識を結集し,広い視野に立たなければ,よい研究ができないということで,学問の進歩の上から誠に結構なことであります.
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