新連載 看護職のセカンドキャリアを考える・1
いまなぜセカンドキャリア看護職の就労支援なのか
吉原 直樹
1
,
田中 幸子
2
,
伊藤 嘉高
1
,
木田 あや子
3
,
佐々木 光子
3
,
田中 ゆかり
4
1東北大学大学院文学研究科
2北里大学看護学部
3神奈川県看護協会
4オフィス・ジール
pp.314-318
発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100063
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はじめに――連載をはじめるにあたって
今日,グローバル化の進展とともに労働・職場環境は激変し,セカンドキャリアに関する議論がさまざまなところで沸き起こっている。看護の世界でも例外でなく,いろいろな事情でキャリアブレイクした看護師の社会への「再登場」が取り沙汰されている。しかし実情としては,こうした「再登場」も遅々として進んでおらず,セカンドキャリアそのものを根底から問い直す声とともに,その就労支援のありようを問う声が日増しに強まっている。本連載では,こうした待ったなしの状況を踏まえて,セカンドキャリア看護職(何らかの理由でキャリアブレイクした後あらためて再就職をめざす看護職)をめぐる問題状況をさまざまなアングルから検討し,望ましい就労支援の条件をさぐることにする。
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