新連載 やじうま宮子の看護管理な日々――看護師長でいこう!・1
『看護管理』に書くということ
宮子 あずさ
1
1東京厚生年金病院看護部
pp.312-313
発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100062
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『看護管理』の思い出
これまで縁あって,多くの看護雑誌に書かせていただいて参りましたが,今回はとても緊張しています。何しろ他ならぬ『看護管理』ですから。決して冷やかしではありません。何しろ,今までお世話になった上司(看護婦長または看護師長)が,皆さん定期購読されていた雑誌です。表紙を見ただけで,「はは~っ」とひれ伏しそうになるオーラがある。そこに自分が書くというのは,本当に一大事なのであります。
まだ駆け出しのスタッフだった頃,休憩室で当時の上司が『看護管理』を読んでいて,近づけなかった記憶があります。私はそのとき思ったのです。「あれには自分たちスタッフナースには計り知れない,婦長さんたちの奥義・秘儀が書かれているに違いない」と。そこには彼女が私たちを自在に操る秘訣が書かれていて,それは私たちが知らない方がいいことなのです。
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