増刊号特集 2 若手研究者が描く未来
研究者としての軌跡と,看護の発展に向けた課題
岩國 亜紀子
1
1兵庫県立大学地域ケア開発研究所周産期ケア研究センター
pp.347-351
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201400
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「妊婦に合ったつわり軽減方法を見出すことをめざす」という問いを探求
私が博士論文で取り組んだ「問い」は,2005年より取り組み始めた「つわりの軽減」をめざす修士論文に契機がある。修士論文から,博士論文で「妊婦に合ったつわり軽減方法を見出す」ことをめざすに至るまでに特に苦慮したことは,「何をめざすために,何を行なうか」,すなわち,「どのような問い」を立てるかであった。紆余曲折を経る中で,指導教員,院生仲間などさまざまな人から頂いた助言,そして当事者であるつわりを体験する妊婦の方々の語りが,最終的な問いに導いてくれたように思う。以下,具体的に示していきたい。
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