特集 理学療法の展望2006
第Ⅱ部 理学療法の発展と課題
認知運動療法の発展と課題
沖田 一彦
1
,
宮本 省三
2
1県立広島大学保健福祉学部
2高知医療学院理学療法学科
キーワード:
認知理論
,
脳科学
,
身体の意識経験
Keyword:
認知理論
,
脳科学
,
身体の意識経験
pp.1172-1173
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100726
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わが国における認知運動療法(esercizio terapeutico conoscitivo:ETC)の展開は,1992年の本誌にイタリアのリハビリテーション専門医Caro Perfett氏による翻訳論文1)が掲載されたことに始まる.その後,1998年の基本テキストの出版2),2000年の研究会の設立3),2004年のコースの整備4)を経て,現在は理学療法士(以下,PT)や作業療法士(以下,OT)に徐々に浸透し,臨床における実践が試みられている.本誌38巻11号(2004年)で特集が組まれたのは記憶に新しいが,ここでは理学療法の領域においてETがもつジレンマと今後の課題について述べたい.
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