特集 研究者育成のための質保証におけるグローバルスタンダード
タイにおける看護研究者育成の質保証の現状と課題
山本 あい子
1
,
岩國 亜紀子
2
1兵庫県立大学地域ケア開発研究所
2兵庫県立大学看護学部
キーワード:
看護研究者
,
質保証
,
評価体制
,
人材育成
,
タイ
Keyword:
看護研究者
,
質保証
,
評価体制
,
人材育成
,
タイ
pp.47-52
発行日 2012年2月15日
Published Date 2012/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100617
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はじめに
タイでは,アジア地域のなかでも先んじて看護師の大学教育化が果たされており,また研究者の質保証の制度化も取り組まれている。2009年に開催された世界看護科学学会第1回学術集会では,Dr. Rutja Phuphaibul(Mahidol University)より,タイでは研究者の質を保証する制度が国家レベルで整備されていることが述べられ,看護研究者の質保証におけるグローバルスタンダードを検討するにあたり,そこから多くの示唆が得られると考えられた。そこで本稿では,Dr. Phuphaibulの同意を得て,看護教育および看護研究者の質保証がどのように行なわれているのかに関して,その講演内容を中心に紹介したい。
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