特集 NP教育の成果を探る─自律したHealth Care Providerをめざして
〈NPのアウトカムとエビデンス〉
①一般病院のケース
周術期領域における診療看護師(NP)の活動と成果
吉田 弘毅
1
,
伊藤 豊
1
1独立行政法人国立病院機構災害医療センター
キーワード:
周術期
,
診療看護師
,
NP
,
手術看護
,
麻酔看護
Keyword:
周術期
,
診療看護師
,
NP
,
手術看護
,
麻酔看護
pp.430-435
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201153
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はじめに
独立行政法人国立病院機構災害医療センター(以下,当院)は東京都北多摩西部医療圏内に位置し,約100万人をカバーする救命救急センターを有する455床の高度急性期・地域中核病院である。
当院では診療看護師(Nurse Practitioner;以下,NP)が2012年度より1名,2013年度に2名,2015年度から1名がそれぞれ活動中である。当初の1年間は循環器科,救命救急科,外科系(消化器・乳腺外科,脳神経外科,麻酔科)を1年間かけてローテーションし研修を開始した。2年目からは,病院のニーズとNP本人の意向により特定領域を定め活動している。
現在,周術期領域1名(2013年度より)(筆者),救急外来(ER)1名(2014年度より),救命救急領域1名(2014年度より),ローテーション研修中1名(2015年度より)がそれぞれ活動中である。各領域とも,NPとしての役割を模索しながら実践を行なっている。今回は,3年目となった当院における周術期領域でのNPの活動からみえてきた成果を報告する。
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