特集 NP教育の成果を探る─自律したHealth Care Providerをめざして
〈NPのアウトカムとエビデンス〉
④看護の視点からみたケース
高齢者医療施設における診療看護師(NP)の活動成果
平野 優
1
,
町屋 晴美
1
1国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
キーワード:
診療看護師
,
NP
,
認知度
,
連携
,
相談
,
成果
Keyword:
診療看護師
,
NP
,
認知度
,
連携
,
相談
,
成果
pp.463-467
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201160
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
看護の視点からみた診療看護師(NP)の成果 平野優
はじめに
私は,大学病院で主として高齢者を対象とする病棟に5年勤務した後,特別養護老人ホーム(以下,特養)に約3年勤めた。特養では常勤医がいる施設は少なく,利用者の状態が変化した場合,唯一の医療職として看護師に判断が求められることが多くある。そのなかで責任の重さを実感したこと,また,それに伴わない自分自身の能力や知識・経験の不足を痛感したことがNPコースで学ぶきっかけとなった。大分県立看護科学大学大学院NPコース(老年)を2013年に修了し,高齢者の地域に根差した医療・看護の実践を学びたく,国立長寿医療研究センター(以下,当院)に就職した。
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.