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焦点 実践理論のその後の展開
海外文献・1
看護における理論開発のためのモデル
A Model for Theory Development in Nursing
Peggy L. Chinn
1
,
Maeona K. Jacobs
2
,
原尻 真理
3
,
内海 滉
4
1Wright州立大学看護学部
2Utah大学看護学部
3千葉大学大学院看護学研究科
4千葉大学看護学部附属看護実践研究指導センター
pp.259-266
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200832
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今日,理論を開発することは,看護に直面した最も大きな課題といえる。理論は,その予測される可能性ゆえに,それによって看護専門職の人々の一致した目標が得られる重要な手段である。理論を開発することは,それによって看護が,定まった関係領域を確立する手段である。しかしながら,この関係領域を定めることは,単に看護における目標や理論の正当化のためだけではなく,究極的には,有意義な収穫になるものと思われる。明確でわかりやすい理論に基づいた研究によってはじめて,看護は専門の領域を確立することができるのである。看護がある関係領域において専門性を獲得してはじめて,看護者たちは,この領域において現象を扱う時,他の異なった知識や専門性をもった人たちよりも,より有効に扱えるようになると当然予測される。そうなれば,看護者は,自分の専門領域内における現象に関して,責任と実力とを学ぶことができる。
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