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日本看護診断学会第14回学術大会報告 看護診断をささえる中範囲理論
【招聘講演】
1.看護実践のための理論の開発―中範囲理論と看護診断
Developing Knowledge for Nursing Practice: Mid-Range Theory and Nursing Diagnosis
Kay C. Avant
1
,
中木 高夫
2
Kay C. Avant
1
1Roger L. & Laura D. Zeller Professor in Nursing (in memory of Doris L. Heizer, RN) Chair, Department of Family Nursing Care, The University of Texas Health Science Center at San Antonio
2日本赤十字看護大学
1Roger L. & Laura D. Zeller Professor in Nursing (in memory of Doris L. Heizer, RN) Chair, Department of Family Nursing Care, The University of Texas Health Science Center at San Antonio
pp.39-45
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100294
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- Abstract 文献概要
基本的な前提
看護診断と中範囲理論に関するこの講演の依頼を最初に受けたとき,これはやりがいのある仕事だと思った.私は常々,普遍性をもって効果的であるためには看護診断は理論的中立でなければならないと言ってきたからである.「理論的中立」(theory neutral)とは,看護診断はどの理論のなかでも使用可能であるとともに,役立てるために何の理論も必要としないということである.このことを本講演の基本的な前提としたい.
そして,このほかに,以下の3つの基本的な前提も置くことにする.
①看護診断は経験に基づき,看護知識の根拠基盤として役立つ.
②こうした看護診断は理論生成のための基盤を提供する.
③よい理論は新しい,そして必要とされる看護診断への道を指し示す.
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