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焦点 実践理論のその後の展開
海外文献・2
看護理論に関するパースペクティブ
Perspectives on Nursing Theory
Margaret E. Hardy
1
,
小川 圭子
2
,
内海 滉
3
1Boston大学看護学部
2東京都立荏原看護専門学校
3千葉大学看護学部附属看護実践研究指導センター
pp.267-275
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200833
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看護学は,近年,理論やモデルや概念枠組についての知識を発展させるために,かなりの時間と労力を費してきている。その理論やモデルや概念枠組は,看護実践を方向づけ,その知識の範囲を確立するためのものである。看護のカンファレンス,出版物,そして看護教育計画は,このような興味や関心を反映している。現在,看護者たちは次のような疑問を抱いている。「看護理論とはいったい何なのだろうか」「看護者はどのような理論を使うことができるのだろうか」「概念枠組に対立している理論は何なのだろうか」と。我々の中には,時として,これらの解答が現われるまで,時間の長さに不満を覚えたり,我慢ができない人がいるかもしれない。しかし,それらの全体のプロセスを客観的に眺めた時,理論の発達について,より深く理解することができるのである。さらに,看護理論を評価する者が,科学の発達の歴史的諸段階に熟知していれば,その評価はより適確で,かつ,より有益なものとなるのである。
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