Japanese
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特集 実践科学としての看護学のための理論
第II部 実践理論
看護実践理論の開発をめざして
Towards Development of Nursing Practice Theory
Florence S. Wold
1,2
,
Robert C. Leonard
2
,
矢野 正子
3
1アリゾナ大学社会学部
2エール大学看護学部
3東大医学部保健学科
pp.333-339,366
発行日 1970年7月15日
Published Date 1970/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200203
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看護実践の基礎となる科学的知識体系は,どのようにしたら発展させることができるか。そのような知識を発展させるために,これまでいくつかのアプローチが用いられてきたが,それはみな,看護ケアの問題に"基礎科学"を応用する,というしかたで看護知識を発展させようとしたものだった。この論文の中心論点は,看護経験の組織的研究から直接に知識を組み立てる経験的アプローチが,これまでに用いられなかったということである。したがって,われわれは,理論を応用したものとしての看護理論と,実際の臨床看護実践の検討から展開された仮説を基礎とする看護理論との違いを述べたいと思う。
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