焦点 管理の場における看護研究
座談会
看護管理に関する研究のあり方
平山 朝子
1
,
荒井 蝶子
2
,
前原 澄子
1
1千葉大学看護学部
2聖路加看護大学
pp.463-474
発行日 1982年10月15日
Published Date 1982/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200729
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前原 本日は,「看護管理における今後の研究のあり方」というテーマで,看護管理の分野でどういうふうに研究を進めていったらいいかを考えてみたいと思います。
看護サービスの質が,だんだん向上してきたと私どもは考えているんですが,その向上してきたサービスを,もっと能率的に,合理的に,あるいは経済的に,末端の人々まで浸透させていくためには,やはりそこには有能な看護管理のあり方ということが考えられなければならないと思いますが,いままでの看護管理を考えますと,他分野の人たちに依存していたものが多くあり,看護独自で開発した管理のあり方というものが少し薄かったような気がします。看護管理の分野における研究が今後発展しなければいけない,と考えているところです。
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