焦点 管理の場における看護研究
Conference・素材
退院時看護概要(看護サマリー)を考える
森田 澄子
1
,
小林 恵子
1
,
望月 尚美
1
,
峠 久子
1
,
堀 喜久子
1
1神奈川県立こども医療センター,新生児・乳児外科病棟
pp.475-482
発行日 1982年10月15日
Published Date 1982/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200730
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はじめに
退院時看護概要とは
Discharge summaryとは「患者の状態や治療・看護内容,将来の見通しなどについて,要約し記述しておくことにより,その患者をひき続き観察し,将来の健康問題の分析や,健康管理やケアの方針を定めるうえで役に立つ資料」1)であると言われている。その中で看護の立場から書かれているものが,退院時看護概要(または,退院時看護要約,退院時看護サマリー)と呼ばれている。
退院時看護概要は,上記に,看護の経過を加えて要約,記述されたものであると言え,これにより,入院中の看護の分析,評価ができ,また,それ自体が外来看護や継続看護の資料となることが要求される。さらに,同じような看護上の問題をもつ患者の看護のために役立つ資料であることが望まれる。
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