焦点 患者の精神生活にどこまでかかわるか・1
座談会
老人という概念を越えた看護—新津レポートをめぐって
小林 富美栄
1
,
宗像 恒次
2
,
久保 智代恵
3
,
新津 ふみ子
4
1東京女子医大看護短大
2日本看護協会調査研究部
3中野総合病院
4新宿区立区民健康センター
pp.282-302
発行日 1976年10月15日
Published Date 1976/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200467
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小林 看護をしていきますときに,その対象のニードを把握し,そこからどういうことを援助していったらよいかを,私たちは計画を立ててやっていきます。その場合,具体的にどういうことを援助するか,それが看護という専門の領域として成り立つものであるかどうかということはいつも議論されているところです。
きょうは新津さんに用意していただいた老人のケースにつきまして,その人の生活に看護がどこまでかかわっていけるかというような問題を追求してみたいと思います。
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