焦点 看護ケアの質評価と改善─研究の成果と今後の発展に向けて
【看護ケアの質評価・改善システムについて】
過程評価
鄭 佳紅
1
,
村上 眞須美
1
1青森県立保健大学健康科学部
キーワード:
看護の質評価
,
過程評価
,
看護QI研究会
Keyword:
看護の質評価
,
過程評価
,
看護QI研究会
pp.383-387
発行日 2010年9月15日
Published Date 2010/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100462
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はじめに
看護の質評価は,医療の質同様に,構造,過程,アウトカムの側面で評価するが,この3つの側面のうち,過程評価は,専門家の行為そのものであり,数値化することが難しく,測りにくいものとされている。現在「看護ケアの質評価・改善システム」で用いている過程評価の指標は,1993(平成5)年度からの研究活動をもとに開発され(山本ら,1998a),その後,研究をもとに改良を重ねてきたものである(研究代表者:上泉和子,2009;研究代表者:片田範子,2006)。本稿では,現在運用している過程評価について,評価項目および評価の方法,今後の課題などを説明する。
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