Japanese
English
焦点 看護研究と現象学的アプローチの動向
看護研究への現象学的方法の適用可能性
On Applicability of Phenomenological Methods to Nursing Researches
Amedeo P. Giorgi
1
,
吉田 章宏
2
1Saybrook Graduate School and Research Center
2淑徳大学社会学部心理学科
pp.421-429
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100107
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以下にご紹介するのは,米国のサンフランシスコ市にありますセイブルック研究所(大学院大学)のアメデオ・ジオルジ(Amedeo Giorgi)教授による現象学的心理学研究のワークショップの記録です。2004年5月24日朝,愛知医科大学看護学科の教室で行なわれ,50名ほどの看護学研究者と大学院生が,熱心な聴き手として参加されました。ワークショップは英語で行なわれました。本稿は,その場の通訳・仲介の役割を務めた淑徳大学心理学科教授の吉田章宏が,テープに録音された貴重な記録をもとに,後日,日本語に文字化することに努めてみました。録音が必ずしも明瞭というわけではありませんでしたし,訳者の力不足も加わって,この記録は,すべて正確かつ明晰判明というわけにも参りません。重大な誤りが含まれていないだろうかと怖れを覚えつつ,文字化に努めました。この記録が,ジオルジ教授が長年にわたって一貫して追究し,世界的に普及に努めてこられた「現象学的心理学」研究の基本的な考え方の枠組みと,その具体的な研究方法,その研究の実際の一端に,日本の看護学研究者の多くの方々が親しんでいただく端緒ともなれば,喜ばしい限りです。読者のこれからのご研究の深化に活かしていただければ幸いです。
淑徳大学心理学科教授 吉田章宏
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