連載 りれー随筆・413
助産師の存在と「いのちのお話」の大切さを知ってもらうために
松村 真帆子
1
1さち助産院 まこっちゃん家
pp.524-525
発行日 2019年6月25日
Published Date 2019/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201295
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「八尾の助産師の会」の立ち上げ
ちょうど4年前。市の広報に「NPOや市民団体による子育てや次世代育成のための事業に助成金を出します」という記事が目に飛び込んできました。居ても立ってもいられなくなり,勤めていた保健センターの仲間や知人の助産師に声を掛けると,皆が賛同してくれて,十数名の助産師で「八尾の助産師の会」ができました。もっとセンスが光るネーミングが良かったのですが,締切まで1カ月もなく,至ってシンプルな名前になりました。今となっては,とても分かりやすくて良かったのかなと思います。
私がどうして居ても立ってもいられなくなったか,それには理由が2つあります。1つは,出産した助産院で親子で聞いた子ども向けの「いのちの教室」に感銘を受け,もっと大勢の人に知ってもらいたいと思い続けたからです。2つ目は,助産師の知名度です。今はドラマ「コウノドリ」のおかげで,子どもたちの間でも助産師の名が広がりました。助産師に憧れる女の子にもちらほら出会い,嬉しい限りです。
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