Current Focus ダウン症のある子を授かったご家族に何をどのように伝えるか
『大切な命を産み育むために』の活用について―いのちの誕生にかかわる助産師として
中込 さと子
1
,
石橋 みちる
2
1山梨大学大学院医学工学総合研究部
2山梨大学大学院医学工学総合教育部
pp.587-590
発行日 2012年7月25日
Published Date 2012/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102229
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はじめに
小冊子『大切な命を産み育むために(医療従事者向け)』は,2008年末に財団法人日本ダウン症協会(以下,JDS)の発案のもと,日本遺伝看護学会が協力し,約半年をかけて作成されました。また2009年秋には日本看護協会のご理解,ご協力のもと,助産師会員のいる全国全施設に送り届けました。
さらにこの冊子を妊娠・出産の医療ケアに携わる看護職者のみなさんに活用いただこうと考え,日本遺伝看護学会公開学習会をJDSと共同で行ないました*。案内送付から学習会までわずかな期間しかありませんでしたが,70名を超える参加があり,グループディスカッションでは参加者の声をたくさん聞くことができました。
本稿では,改めて『大切な命を産み育むために』に盛り込まれた内容についてお伝えしたいと思います。
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