連載 未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場・50
宮崎県立看護大学 別科助産専攻
pp.518-522
発行日 2019年6月25日
Published Date 2019/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201294
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沿革
宮崎県立看護大学 別科助産専攻(以下,本専攻)の前身は,1970年に助産師養成を目的として設立された県立宮崎保健婦助産婦専門学院に遡ります。552名の卒業生全員が保健婦,助産婦の免許を取得しました。1997年には九州で初めての県立の看護大学として宮崎県立看護大学が開学し,2000年には助産師課程選択制が開設されました。その後2001年には博士前期課程,2005年には博士後期課程が開設されました。本学の講堂は,わが国最初の看護学校を設立した高木兼寛にちなんで「高木講堂」と命名されています。
2017年には宮崎県内の助産師不足の改善の目的で本専攻が設置されました。本専攻の教育理念は「豊かな人間性を持ち,宮崎の母子保健・医療・福祉に貢献できる実践力を持つ助産師を育成します」であり,質の高い実践的助産師の育成を目的とし,地域に密着した専門職業人を目指しています。さらに,県立看護大学の役割として,学び直しのニーズに対応したキャリア教育を充実させています。
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