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公開講座「出産時の寄り添いと親子のきずな」を主催して—フィリス・クラウス氏から学ぶ
福澤(岸) 利江子
1
,
杉本 敬子
,
トゴバタラ・ガンチメゲ
1筑波大学医学医療系
pp.300-301
発行日 2017年4月25日
Published Date 2017/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200740
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2016年12月,第61回日本新生児成育医学会・学術集会(大阪国際会議場,大会長:北島博之氏)が,世界最大のドゥーラ養成組織である国際北米ドゥーラ協会(Doulas of North America International)の設立者のお1人であるフィリス・クラウス氏を日本へ招き,招聘講演を開催しました。新生児科医が「赤ちゃんのケアを考えるなかで,産む母の心のなかに安心があることがもっとも重要である」という考えのもとに1)学会レベルで出産に注目したのは稀有なことといえます。
そして同学会のご厚意で,12月5日に筑波大学の医学キャンパスでも同内容の公開講座「出産時の寄り添いと親子のきずな—ドゥーラの継続的・情緒的・全人的なケアがもたらす効果」が開催されました。平日夜の開催にもかかわらず60名近い参加があり,本学教員,学生,附属病院スタッフに加え,学外からの出席者が4割以上と,このトピック・講師への関心の高さがうかがわれました。ドゥーラという言葉を初めて聞いた参加者も多かったなか,氏のお話と通訳がとてもわかりやすかったという感想が多く寄せられました。
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