連載 援助場面からまなぶ家族看護学・3
家族のきずなを深める援助
渡辺 裕子
1
,
鈴木 和子
1
1千葉大学看護学部家族看護学講座
pp.874-877
発行日 1995年9月1日
Published Date 1995/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904895
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前回,前々回と,終末期患者とその家族への援助場面から家族援助の大切なポイントを考えてきました.今回も,同一事例の死別3日前の援助場面から,家族援助をさらに掘り下げていきたいと思います.
患者さんは58歳の女性で,62歳のご主人が毎日面会にみえていました.奥さんは胃がんが腰椎にまで転移しており,すでに終末期にはいっています.今回の援助場面は,前回に取り上げたご主人に対する援助場面の5日後のことです.
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