連載 助産院のごはん・10
若草助産院―身体にやさしくて簡単!家庭でできる野菜料理を提案する
畑中 郁名子
pp.922-925
発行日 2010年10月25日
Published Date 2010/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101741
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自らの授乳経験が食事を見直す大きなきっかけに
助産婦学校卒業後,都内の大学病院勤務を経て若草助産院の管理責任者となった小林昌代さんは,自らの妊娠出産を機に,お産のケアや食生活指導についての考え方が180度変わったといいます。白砂糖や動物性食品を使わない野菜料理を自ら実践し,若草助産院で出産予定の女性にもその大切さを伝えています。しかし,大学病院勤務時代は動物性食品に偏り,ニキビや便秘に悩まされていたと振り返ります。
「当時は夜勤後に焼肉を食べに行くのは当たり前で,野菜の摂り方も少なかった。でも,食生活を改善しようと考えたことはありませんでした。ニキビや便秘は薬を飲んで治せばいい。水も空気も汚れているんだから,食べ物だけに気をつけても意味がないと思っていました」
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