連載 助産院のごはん・6
山本助産院―入院生活を楽しく快適に。おもてなしの心を込めて野菜が主役の料理を提供する
畑中 郁名子
pp.479,546-549
発行日 2010年6月25日
Published Date 2010/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101672
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医療者にもホスピタリティが必要と説く山本詩子院長は,入院中に出す食事の内容だけではなく,盛り付け,食器,マナーにも細心の注意を払っている。
趣味や仕事で出かけた先では,現地のホテルや飲食店での美味しい料理にヒントを得て,助産院の料理にも取り入れる。その背景にある考えを546ページでリポートする。
妊婦健診では必ず食が話題に。
具体的に食べ方もアドバイス
助産師として横浜市立大学附属病院で勤めたのち独立した山本詩子院長は,開業にあたってまず起こした行動は薬膳料理教室に通ったことだと振り返る。
「大学病院とは違って,助産院は自然分娩しか扱えない場所。妊娠中の女性は薬を飲むこともままなりませんから,毎日食べる料理を薬としてとらえる薬膳料理の考え方はとても参考になりました」
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