レポート
ド・ガスケアプローチ研修会に参加して
内山 美紀
1
1育良クリニック
pp.916-919
発行日 2010年10月25日
Published Date 2010/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101740
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ド・ガスケアプローチとの出会い
私とド・ガスケアプローチとの出会いは,2005年11月号の『助産雑誌』でした。その記事は,「腹圧性尿失禁の予防に向けたフランスの取り組み『産後の会陰部の再訓練法』および『ド・ガスケ的アプローチ』の概要」というタイトルでしたが,会陰部が揚げ戸のように開く図1)に目を奪われ,お産の時の助産師の役割の重要性を感じました。
しかし,図と説明だけでは実際にどのようにしたらよいのかという具体的な方法が実感できずに,この図だけがいつも頭の中に残っていたのです。それから約3年後の2008年9月,ド・ガスケアプローチ研修会が日本赤十字看護大学で開かれることを知り,「妊娠・分娩・産後における骨盤底筋群の保護」という3日間の研修2)に参加することができました。
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