連載 助産院のごはん・12
まんまる助産院―野菜中心で産後の回復を促すだけでなく,“サプライズ”をもたらす食事をめざす
畑中 郁名子
pp.1043,1118-1121
発行日 2010年12月25日
Published Date 2010/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101781
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一生に数回しかないお産は,人生のビッグイベント。満足のいく「私らしいお産」にしてほしい。そんな思いを込めて開業した院長の椎野まりこさんは,入院中の食事に「サプライズ」を盛り込みたいと話す。産後の回復を促すため,胃腸にやさしい野菜中心の食事だが,「身体にいいものはまずい」「妊娠産後におやつは禁物」などのイメージを払うための工夫をする。どのような工夫かを1118ページで紹介する。
野菜をたっぷりと食べられる
「重ね煮」料理を取り入れる
まんまる助産院で出産した女性の最初の食事は,味噌汁とおにぎり。翌日からも朝ごはんは,毎日精米したての分つき米のおかゆに,佃煮やきんぴらなど野菜のおかずが2品。消化しやすいメニューで1日が始まる。
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