特別寄稿
―「日本の助産婦が持つべき実践能力と責任範囲」に関する助産婦の認識(下)―「女性のケアとその責任範囲」「専門職としての自律を保つための行動と責任」に関する認識の実態
村上 明美
1
,
平澤 美恵子
1
,
滝沢 美津子
1
,
新田 真弓
1
,
村上 睦子
2
1日本赤十字看護大学
2日本赤十字医療センター
pp.161-168
発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100472
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はじめに
本誌第56巻10号および12号では,「妊娠期のケアとその責任範囲」「分娩期のケアとその責任範囲」「産褥期の母子のケアとその責任範囲」「家族ケアとその責任範囲」「地域母子保健におけるケアとその責任範囲」の領域で,日本の助産師が「日本の助産婦が持つべき実践能力とその責任範囲」1)に述べられている事項について,その必要性と実践能力をどのように認識しているかを報告した。最終回の今号では,「女性のケアとその責任範囲」「専門職としての自律を保つための行動と責任」の領域(資料)の結果と考察を述べる。
調査方法は56巻10号に述べたとおりである。なお,「専門職としての自律を保つための行動と責任」の領域に関しては,10項目を全体的に分析するとともに,項目ごとの検討も加えた。
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