特別記事
[座談会]「日本の助産婦が持つべき実践能力と責任範囲」(コアコンペテンシーズ)を作成して
平澤 美恵子
1,4
,
松岡 恵
2,4
,
村上 睦子
3,4
1日本赤十字看護大学
2東京医科歯科大学保健衛生学科
3日本赤十字社医療センター看護部
4日本助産学会/将来の助産婦のあり方検討委員会
pp.895-899
発行日 1999年10月25日
Published Date 1999/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902271
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前文に基本姿勢を
平澤 日本助産学会の「将来の助産婦のあり方検討委員会」は,この度「日本の助産婦が持つべき実践能力と責任範囲」の最終案を作成いたしました。いわゆる日本の助産婦のコアコンペテンシーズと呼べるべきものです。担当理事として,まず最初にこれまでの経緯を簡単にご紹介させていただきたいと思います。内容は,『日本助産学会誌』(Vol.12,No.2)にすべて掲載されていますが,『助産婦雑誌』でもこの座談会記事に続けて全文をご紹介下さるとのことで(本号74〜83ページ),ご参照いただければと思います。
コアコンペテンシーズをまとめるきっかけは,平成6年の第8回日本助産学会総会で会場から「将来の助産婦のあり方の検討を行なっていただきたい」という発言があり,その発言を受け委員会が発足いたしました。委員は,臨床,教育,そして行政からの6名で構成され,松岡先生が委員長の任を引き受けてくださいました。
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