連載 保健活動の現場を変えるEBPH エビデンスの探し方と活用の仕方・6【最終回】
現場で使える研究方法,実装研究(Implementation Research)とは
持田 恵理
1
1大泉町役場健康福祉部
pp.532-537
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201682
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
実装研究との出会い
著者がImplementation Research(以下,実装研究)と出会ったのは,大学院博士課程のDNP(Doctor of Nurse Practice:看護実践者のための博士の学位)コースでの学修の講座だった。この研究方法を知り,一般的な研究方法との違いに驚き衝撃を受けた。そして,自らの計画したプロジェクトを実装研究で実施したことにより,実装研究の意義と今後の可能性を深く感じることとなった。
最終回となる今回は,エビデンスを保健活動に生かすEBPH(Evidence Based Public Health)実践者のための方法論として,「実装研究」について解説するとともに,実際の論文を例に参照の仕方を紹介する。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.