特集 質的研究活動を促進するための資源QUARIN-J(Qualitative Research Implementation Network of Nursing-Japan)
質的研究活動を促進するための資源QUARIN-J(Qualitative Research Implementation Network of Nursing-Japan)の開発
萱間 真美
1
1国立看護大学
pp.332-336
発行日 2024年8月15日
Published Date 2024/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202220
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はじめに
この研究は,文部科学省科学研究費基盤研究(B)「質的研究論文の教育資源提供ネットワークQUARIN-Jの開発(19H3929)」の助成を受けて,2019年4月から2024年3月の間,萱間真美(研究代表者),分担研究者として西村ユミ,木下康仁,グレッグ美鈴,三浦友理子,小山田恭子,麻原きよみ,山本則子の各氏と共に研究活動を実施した註1。研究の目的は,看護学の発展に貢献しうる質的研究を促進し,その成果を研究者,実践者,そして院生が共有し活用するために,これらの有機的な循環を生む教育資源提供ネットワークを開発することであった。教育資源とは,大学院博士課程におけるカリキュラム開発,学会誌を中心とする学術誌の論文査読・編集委員のための教育プログラム開発,査読システムへのコンテンツ提供,それらを統合した情報発信と研究者の組織化であった。筆者らは,この研究を通じて構築した質的研究論文の教育資源提供ネットワークを「QUARIN-J(Qualitative Research Implementation Network of Nursing-Japan)と名づけ,同名の「QUARIN-J」というWebサイト註2を構築した。本特集は,このサイトのコンテンツを誌面上にて紹介するものである。
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