連載 あるある事例で考える 保健師のための倫理 知れば広がる個人情報利活用と学会発表・5
自治体間での健診データの移行は,個人情報保護に関連する法律に反しない?
岡 順子
1,2
,
鳩野 洋子
1,3
,
後藤 智恵
1,4
,
嶋津 多恵子
1,5
,
住徳 松子
1,6
,
松尾 和枝
1,7
,
緒方 文子
1,8
1日本公衆衛生看護学会第3期倫理委員会
2熊本県健康福祉部健康局医療政策課
3九州大学大学院医学研究院広域生涯看護学
4福岡市南区保健福祉センター地域保健福祉課
5国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科
6アサヒグループホールディングス株式会社日本統括本部人事部
7福岡女学院看護大学公衆衛生・在宅看護学
8日本赤十字九州国際看護大学
pp.432-436
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201662
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保健師活動において健康診査結果は,個人の健康管理の状況を把握するだけでなく,自治体における効果的な保健事業の企画や健康増進計画等の基礎資料として重要な意味を持つ。
現在,自治体では各種の健康診査結果の活用を,保健事業の効果的な運用のために積極的に進めようとしている。しかし,健康診査の結果は個人情報であるため,そのデータを管理する上では,慎重な取り扱いが求められる。
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