連載 あるある事例で考える 保健師のための倫理 知れば広がる個人情報利活用と学会発表・1【新連載】
健診データを使って学会発表することはできる?
鳩野 洋子
1,2
,
岡 順子
1,3
,
緒方 文子
1,4
,
後藤 智江
1,5
,
嶋津 多恵子
1,6
,
住徳 松子
1,7
,
松尾 和枝
1,8
,
藤野 善久
9
1日本公衆衛生看護学会第3期倫理委員会
2九州大学大学院医学研究院広域生涯看護学
3熊本県健康福祉部健康局医療政策課
4日本赤十字九州国際看護大学
5福岡市南区保健福祉センター地域保健福祉課
6国立看護大学校看護学部
7アサヒグループホールディングス株式会社日本統括本部人事部
8福岡女学院看護大学公衆衛生・在宅看護学
9産業医科大学産業生態科学研究所環境疫学
pp.72-74
発行日 2021年1月10日
Published Date 2021/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201582
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連載にあたり
保健師活動の現場において,倫理に対する関心が高まっています。しかし,看護基礎教育の中で「倫理」に関する学習は必須になっていますが,公衆衛生看護の倫理については広く行われている状況ではなく1),保健師は倫理を意識はしているものの,自分の考えや行動に今一つ自信が持てないでいる状況が見られています2,3)。
筆者らは2018(平成30)年度から2年間,日本公衆衛生看護学会の倫理委員会の委員として,保健師が対象者の個人情報を取り扱う場合の留意点や,実践を研究に結びつける際の倫理的配慮について検討してきました。
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