連載 あるある事例で考える 保健師のための倫理 知れば広がる個人情報利活用と学会発表・3
学会の倫理審査を受けるときには,所属長の許可はいらない?
嶋津 多恵子
1,2
,
鳩野 洋子
1,3
,
住徳 松子
1,4
,
松尾 和枝
1,5
,
岡 順子
1,6
,
緒方 文子
1,7
,
後藤 智江
1,8
,
藤野 善久
9
1日本公衆衛生看護学会第3期倫理委員会
2国立看護大学校看護学部
3九州大学大学院医学研究院広域生涯看護学
4アサヒグループホールディングス株式会社日本統括本部人事部
5福岡女学院看護大学公衆衛生・在宅看護学
6熊本県健康福祉部健康局医療政策課
7日本赤十字九州国際看護大学
8福岡市南区保健福祉センター地域保健福祉課
9産業医科大学産業生態科学研究所環境疫学
pp.238-240
発行日 2021年3月10日
Published Date 2021/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201616
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保健師は,エネルギーを注いだ業務に深く関心を持ち,実践から導かれた研究課題や研究的な視点を持つことでしょう。そして,研究成果を学会発表や学術誌への投稿などで公表し,公衆衛生看護実践の質の向上に寄与したいものです。
公表も考えて研究に取り組むには,研究倫理審査を受け承認を得て実施します。では,それに加えて,所属長の許可も必要となるのでしょうか? また,自分が共同研究者となっている場合の研究倫理審査や所属長の許可は,どのようにすればよいでしょうか? 今回はそのような場合の事例です。
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