連載 あるある事例で考える 保健師のための倫理 知れば広がる個人情報利活用と学会発表・4
実習で得たデータを発表できる?
緒方 文子
1,2
,
鳩野 洋子
1,3
,
嶋津 多恵子
1,4
,
住徳 松子
1,5
,
松尾 和枝
1,6
,
後藤 智江
1,7
,
岡 順子
1,8
,
藤野 善久
9
1日本公衆衛生看護学会第3期倫理委員会
2日本赤十字九州国際看護大学
3九州大学大学院医学研究院広域生涯看護学
4国立看護大学校看護学部
5アサヒグループホールディングス株式会社日本統括本部人事部
6福岡女学院看護大学公衆衛生・在宅看護学
7福岡市南区保健福祉センター地域保健福祉課
8熊本県健康福祉部健康局医療政策課
9産業医科大学産業生態科学研究所環境疫学
pp.336-339
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201636
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最近では看護師基礎教育の4年制化が推進されており,保健師基礎教育を大学院や専攻科において上乗せ教育にシフトする教育機関が増加傾向にあることから,大学院生等が実習で得たデータを発表する機会も多くなってきた。
これまでの連載において,研究に取り組むには公表も考えて倫理審査が(基本)必要であることについて学んできたが,学生の立場であってもそれは同様である。実習では学生自身が考えたテーマについて調査する機会もあれば,現場の問題意識を基に調査を行うこともあり,どちらの場合においても実習中のデータ収集については,現場の指導者も一緒になって調査項目等を検討していることと思う。
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