焦点 看護研究における倫理を再考する
[日本の研究倫理審査の現状と課題]
研究実施者として倫理審査を受ける立場から
小西 恵美子
1
1大分県立看護科学大学
pp.425-429
発行日 2007年8月15日
Published Date 2007/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100259
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はじめに
筆者はこれまでに複数の看護系大学に奉職しているが,その中の1つの大学では,研究倫理委員会の立ち上げに関わり,またその発足後は委員として数年間,学内の研究倫理審査に携わった。研究実施者としては,いくつかの研究で,学内や病院の倫理審査を受けてきた。また,研究倫理という大きな枠組みの中では,本焦点のQ&Aに登場するAnne J. Davis先生と論文査読の倫理に関する論文を共著した(Davis・小西・江藤,2001)。それらの体験をとおし,倫理審査を受ける研究実施者として思うことを述べる。
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