連載 保健活動の現場を変えるEBPH エビデンスの探し方と活用の仕方・1【新連載】
「EBPH」とその特徴—連載のはじめに
小林 真朝
1
1聖路加国際大学大学院看護学研究科公衆衛生看護学
pp.76-80
発行日 2021年1月10日
Published Date 2021/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201584
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EBMとEBPH
・EBMの「エビデンス」とは
保健師にとって,EBM(Evidence-based Medicine)はどのくらい身近でしょうか。何度か耳にしたことがある,という方がほとんどではないかと思います。EBMは「エビデンス(科学的根拠)に基づく医療」とされています。EBMという言葉は1990年代から用いられてきましたが,いまやEBMは看護の基礎教育や現任教育においても扱われ,私たちの看護実践には欠かせないものであるという認識が浸透してきているのではないでしょうか。
近年は保健医療分野のみならず,政策やマネジメント,教育など,さまざまな分野で「Evidence-based」であることが重要となってきています。では,EBMでいう「エビデンス」とは,何を指しているのでしょうか。
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